「お知らせ」にあります通り、10月の消費税改正に伴う料金改定に「便乗」するかたちで、皆さまに値上げのお願いをしたく、ここではご関心の方々に向けて、できる限り正直にその訳を説明させていただければと存じます。

 

まず、三日月の収支の現況を端的に申しますと、「ぎりぎり維持できています」という状況です。ぎりぎりではあるものの、なんとかなっているのなら値上げなど必要ないとも思われ、実際悩ましくもあるのですが、10年ということと消費税のこの機会をきっかけ(便乗)に、主に三つの点で、そのぎりぎりの中身を見直していきたいと考えました。

 

ぎりぎりの中身、第一に、これはわかり易いですが、皆さまもご承知の通り原材料費、資材費、輸送費、光熱費等がことごとく上昇しており、末端の当店は運営から余裕が奪われておることがございます。一方、企業努力の余地は本当に残されていないのか?無駄は本当にないか?これらも全力で検証して治せることは改善していきます。

 

第二の理由が、いわゆる「働き方改革」です。間借り季節店で2年、自店で10年の12年間、当店は個人商店として運営してまいりました。税務もなんとか自分でできる範囲ですので税理士さんにお願いする経費が抑えられたり、スタッフの社会保険なども考えずに済ませてきています。情けない話ですが、当店には厚生年金だけでなく、賞与も有給休暇もありません。。。ただこれからの10年を見据えるにあたり、甘えてばかりでなく、厚意をもって支えてくれているスタッフの豊かな暮らしも本気で追及していきたいという思いが強くなってきた、という次第です。

 

そして第三番目、なにより皆さまにとって益々の魅力を持った店・商品づくりをしていきたい、と考えております。皆さまからいただく原資ですから、可能な限り皆さまへもお返ししてまいります。変化を続けて進化していき、皆さまに喜んで、愉しんでいただけることをもっともっと深く掘り下げていくことを誓います。

 

 

この12年のあいだに、皆さまには何度も値上げにお付き合いをいただきました。そしてこのたび再びにしてなかなかの上げ幅で皆さまの御力に甘えてしまうことは、本当に心が痛みます。皆さまにお願いするばかりでなく、これからも努力を重ね、それでも足を運んでいただける店となれますよう、精一杯臨んでまいります。

 

 

どうか今後とも三日月氷菓店を、切によろしくお願い申しあげます。

 

 

店主敬白